プロジェクト
上信電鉄上州富岡駅プロポーザル
- テキスト
生糸の街、富岡の駅舎コンペ案。富岡製糸場は木骨レンガ造、トラス、セメントなど、それまでにない構造的アイディアや材料を用いて新しい時代を切り開いた。時代をリードした製糸場の先進性、生糸の街のアイデンティティを継承した「環境」の時代の素材アルミを用いた新しい現代の組積造の提案。
直向性をもった押出材の特徴を生かし、角度を持って配置されることにより、風荷重・地震荷重からの水平力を受け止める。短手方向は、門型ラーメンとなり、長手方向には、3カ所の梁のような形状を獲得。外形を家型で固定し、部位ごとに働く応力をモーメント分布と繭のイメージから、内部側にせり出す多角形断面形状となる。構造部材の繭のような繊細なパターンが、そのまま仕上げとしても機能することで、主要/二次部材の区別のない減算的な構成の構造体となる。
- プロジェクトデータ
プログラム|駅舎
設計 | 2011
デザイン 構造 | Ney & Partners
協働 | オリエンタルコンサルタンツ オーク構造設計
所在地 | 群馬県富岡市
進行状況 | コンペ案 選外
写真クレジット | Ney & Partners
PROJECT
Tomioka Station
- Texts
- PROJECT DATA
Program|Station
Study | 2011
Architect & Engineer | Ney & Partners
Collaborator | Oriental Consultants, Oak Structures Ltd
Site | Tomioka, Japan
Situation | Competition unselected
Image credit | Ney & Partners