プロジェクト
DEJIMA BASE
- テキスト
出島表門橋架橋プロジェクトの設計チームがコアメンバーとなって立ち上げた市民団体である。「長崎、出島を盛り上げたい。出島表門橋に愛着を持って欲しい」という思いで活動を行なっている。設計、施工、維持管理と一連のプロセスをデザインすることで見える風景がある。出島表門橋の施工時には架橋イベントや工場見学などを企画運営。架橋後も「はしふき」という橋のメンテナンスをイベント化した催しや、広場の利活用を行政に提案するなど、意欲的な活動を行いながら市民が愛着をもてる風景の醸造を目指している。
社会課題であるインフラのメンテナンスをポジティブに捉えられないかと考え「はしふき」を発想した。橋を単に清掃するのではなく、表門橋の柔らかいカーブにそって撫でるように拭くのである。身体性を伴いながら橋を体感的に理解することで、愛着が不思議と湧く。慈善活動にはしたくなかった。自分の街を自分で考える自治の風景。毎月2回第2第4月曜18:30-19:30(詳細は出島表門橋架橋プロジェクトFBページ参照LINK)にゆるく集まる。2020年時点で開催は60回を超え毎回新規参加者がいる活動である。さらに、年に一回市役所、設計、施工の有志が集まり自主点検および軽微な修繕を行なっている。メンテナンスから生まれるデザインの答えは、ハード面でもソフト面でも可能なのである。
- プロジェクトデータ
プログラム|イベント企画運営、維持管理
活動期間 | 2014-
クレジット | Ney & Partners Japan, EAU, オリエントアイエヌジー, グラフィックデザイン DIAGRAM
DEJIMA BASE メンバー | 江口、松尾、渡邉、崎谷、岡田、鈴木
PROJECT
DEJIMA BASE
- Texts
It is a civic organization set up by the design team of Dejima Footbridge. The idea of the civic group is to “excite Nagasaki and Dejima. Encourage the citizens to attach themselves to Dejima Footbridge.”
The organization planned and operated bridge erection events and factory tours during the construction of the footbridge. Even after the construction is completed, they (and we) are still enthusiastic and aim to make the Dejima Pedestrian Bridge a scenery that citizens can be proud of. The bridge maintenance event called “Hashifuki” is a symbol of this activity.- PROJECT DATA
Program|Event planning management, maintenance
Established | 2014
Image credit | Ney & Partners Japan